やっぱり大したもんですね、森本は。セリエA初登場で、たったの4分の初ゴールか・・・。YouTubeで見られますよ
http://www.youtube.com/watchωv=AKPNDaQ6zZI
一見してわかるのは、森本の接触プレーの強さ。相手センターバックの強烈な当たりにも持ちこたえ、きっちりシュートを打ってる。相手センターバックなんか逆にぶっ倒れてるよ。また、あのゴール前の密集地帯に飛び込んでいく勇気もいいね。FW向きの選手だ。
森本が凄い選手だってのは知ってたけど、これほど早く結果を出すとはね。それにつけても、セリエA出場44試合でノーゴールで終わった柳沢って、何だったんだ?
僕は元々ヤナギは海外じゃ駄目だと思ってた。なぜかって言うと、性格が向いてないから。
ヤナギは技術・体力はサッカー選手として最高のものを持っている。これは本当。でも、性格がFW向きじゃないのね。FWってのはボールを持ったら何がなんでもシュートする、そういう性格じゃないと駄目なんですよ。
味方がいい場所にいようがいまいが、関係ない。「オレがFWなんだから、オレがシュートする」って感じじゃないと。ガンバのマグのアウベスななんか、あれだけ決定的チャンスをはずしても得点王になるのは、はずしてもはずしてもシュートを打つ、そういうタフ、というかエゴイストな性格だから。
だれだってシュートを打つのは怖い。それははずすのが怖いから。だって誰でもシュートを入れるよりはずす確率の方が高いんだ。普通の常識人じゃ怖いよね。だからシュートを打つには性格がやっぱり強くないと。
ヤナギとゴン中山とどっちがうまい選手か?といえば誰だってヤナギの方がうまいと思うだろう。でも、ゴールの実績はゴンの方がはるかに上。Jリーグでヤナギは通算201試合75得点、ゴンは322試合155得点。これがストライカーなんだよ。技術もあるけど性格が大きいんだよ。
さらにヤナギは性格的に海外向きじゃない。やっぱり海外でやるには、まわりの選手とうまくやらにゃならんから外向的な性格じゃないと・・・ま、このあたりの欠点は小笠原と共通しているけど・・・小笠原も監督変わるっていうけど、性格とか直していかないと前途は暗いだろうなあ。
フランクフルトの高原はかなり性格を直して成功してるみたい。
で、ヤナギだけど、FW向きじゃない性格が、海外に向かない性格とで増幅して、ぜんぜん駄目・・・ってことになっちゃったんだろうなあ・・・残念!斬り~(古いか)
でも、多分、今年はヤナギは活躍するよ!前年にダメダメだった選手が翌年に活躍するのは、よくあることだからね。ヤナギは去年、W杯の件もあってさんざんだったから。頑張れ、ヤナギ!
今日、2つのサッカーブログを見たら、ガンバの西野監督がなぜか袋叩き状態に陥ってるので、あえて西野監督を擁護してみることにする。別に西野監督の肩を持つ気もないが、あまりにも無茶苦茶なことを書かれているのを見て、可哀想になってしまった。
その1つはここだ。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/nofootballnolife/article/35
ここによると「ガンバが優勝したい・ビッグクラブになりたいと思っているなら、西野監督を解任すべき」とある。
いや~信じられます~?去年のJリーグと天皇杯の準優勝監督を首にしろ!って言うんだから・・・。
さらにその理由が凄い。「選手を使いきれない(選手と毎年衝突する)所や勝負弱い所など致命的な欠陥があります」だって。
何十年かぶりにオリンピック出場に導き、あのブラジルを撃破し、さらに指揮を取った柏でもガンバでも、それぞれタイトルを取っている監督を勝負弱い???それで首にされるのならJリーグの監督はほとんど首になってますぞ!
さらに言わせてもらえば、選手と衝突だなんて当たり前じゃないか。自分の戦術に合わない、合わせられない選手は使わない、だから衝突する、当たり前じゃないですか。そんなのサッカーの本場、欧米や南米じゃ日常茶飯事だ。それが表になるかどうかの違いで、基本的にはどこだって衝突、摩擦はあるわけ。
ガンバはプロサッカーチームだ。仲良しごっこしてるんと違う。衝突しようが何しようが、結果がすべてなんですよ。ある意味、選手と衝突するのは自分の信念を曲げないということで悪いことではない。ベッケンバウアーとマテウスなんてW杯の試合中に大喧嘩してたぜ。でも優勝したけど。
使えない選手なら、衝突しようが、使わなかろうが、切ってしまおうが、当たり前じゃないですか。監督なんだから。仕切るのは監督だし、責任取るのも監督なんだから。というか、あえて選手に緊張関係を作ろうと衝突を作っていたトルシエみたいな監督だっているわけだ。
ちょっと興奮してきたけど(笑い)、次へ行こう。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/chame/article/272
ここでは西野監督の先日の発言(宮本の名前は、口にしないっ!違うガンバを作る!)がお気に召さないようです。
僕にとっては当たり前に聞こえるんだけどなあ・・・今までの守備のリーダー宮本が移籍した以上、もう宮本には頼れないのだから、もう忘れて自分たちでがんばらなければならないって残った選手に覚悟を迫っているわけです。非情かもしれないが、指揮官としては当然の言葉。
西野監督は、まあ、選手と確執を起こしたり、上記のように表現がきつかったりするんですが、基本的には間違っていない、というか正しい方向を向いていると思いますよ。まあ、性格がキツイ・激しいのかもしれませんが、いいのです、それで!
Jリーグのようなプロの世界では、自信満々の一癖、二癖あるような個性的な連中が揃ってます。特に外人とかね。監督はそういう連中を無理やりまとめて優勝に引っ張っていかなければならないのですから、監督に人格を求めてはいけません。トルシエなんて、どーみたって性格破綻者に近いでしょ?
さらにこのサイトでは、ガンバの新スローガン・「超攻撃」が気に入らないみたい。
もっと守備に力を入れろ、とおっしゃってます。
が、しかし、どこのプロチームが「今年は守備的にやります」なんて言ってますう?そんなこと言えるわけないでしょ、プロなんだから。お客さん来なくなっちゃうよ。今年のスローガンは「超守備!」のチームの試合を見に行く気になれます?
まあ、守備のことは西野さんだってわかってると思うよ。ただ営業的に言えない部分もあるし、元々攻撃的な守備が売り、って部分もあるからね。まあ、本気でさらに攻撃的に行くつもりかもしれないが(笑い)、それで今まで結果残してるんだから、むやみに批判できないんじゃないの?あのクライフだって監督時代、超攻撃的サッカーでヨーロッパを制してるしね。
ま、以上、そんなところです。けっこう疲れました。
自分は以前から疑問があるんですが、なぜ高校選手権にJリーグのユースチームが出られないんでしょうね?「これは高等学校の大会からだ」と答える人もいるんでしょうが、大阪朝鮮などは高等学校じゃないんですよね、各種学校なんですよ。それなのに出てますからこ答えになってない。しかも外国人の学校ですよ、大阪朝鮮は。外国人が出られて日本人が出られないなんて・・・もう無茶苦茶ですよ。
多分、Jリーグのユースが出てきたら高校は勝てないと思っているんでしょうが、それって敗北主義ですよね。そう思うのって早計だと思いますし、実際、高円宮杯などではJリーグのユースが優勝するとは限らない。高校チームもJのユースもお互いに切磋琢磨してこそ進歩があるのではないでしょうか?、当たり前ですが。けっこう昔からの名門校の監督などに、Jのユースを受け入れるのに反対する声が多いんですよね。帝京の小沼監督とか、国見の小嶺総監督などが以前、反対の意見を述べていました。まあ、今はお二方とも現場を離れておられるみたいですが・・・。
また、高校選手権の日程があまりにも過密すぎる。せめて、せめて必ず中1日入れてやって欲しい。
まあ、実際は、現在の高校世代の日本一を決めるのは高円宮杯なんだけどね。これは、高校チームもJユースも出られるし、高校選手権よりも合理的な運営をしている。試合日程も緩やかだしね。高校選手権もこんな感じでやって欲しい。
そういう意味で高校サッカーはまだまだいろいろと問題を持ってます。まだまだ古い体質が残っている感じです。改善が待たれるところです。
凄かったですね、盛岡商の底力は。作陽が先制して、盛岡商がPKを失敗したあたりでもう試合は決まったかなと思ったのですが、圧倒的な走力と精神力で試合をひっくり返してしまった・・・これこそ、サッカーの醍醐味ですね。
実は自分は、作陽のサッカーが好きなので作陽を応援しながら見ていたのですが、盛岡商や応援席のあまりに必死な姿に盛岡商を好きになってしまいました。いや~やっぱり高校サッカーっていいですねえ。さわやかな感動があります。
技術、戦術では作陽が一枚上かなとも思えたのですが、そういういわゆる理屈の世界を精神力や体力で吹き飛ばしてしまう・・・こういうところがサッカーのおもしろさであり、奥深さなんでしょうねえ。
やっぱりサッカーって心技体なんですよね。いくら技術とか戦術とかを鍛えても、根本的なところが強くなくてはなかなか勝てない。北朝鮮や韓国に日本がなかなか勝てないのも、技術や戦術で凌駕していても、体力や精神力で負けている部分があるんでしょうね。なんというか、サッカーの原点を再確認するような試合でした。
作陽vs神村学園と八千代vs盛岡商の2試合は、見る方もつらい結果でした。両試合とも、ほぼ互角の展開ながら、GKのミスで試合が決まってしまったのです。雨で滑りやすくなっていたのは確かですが、これもサッカーです。GKは慎重にやらなければならないのはわかっていたんでしょうが・・・仕方ないですかね。
盛岡商は、雨が幸いしたでしょうか・・・でも、11番の選手など技術的に優れている選手もいるし、八千代の裏を素早く突く攻撃も見事でした。ちょっと見ると「ロングボールを蹴って走る」国見サッカーに似てなくも無いのですが、よく見ると、裏のスペースに素早く走りこむFWと、そこへ絶妙なスルーパスを出すMFとのコラボレーションが素晴らしい現代風サッカーになってました。やはり、裏のスペースを使えなくては駄目ですよね。その点、八千代はこれがほとんどできていなかったと思います。
技術的には、八千代のほうが上回ってました。が、やっぱり雨のせいでしょうか、いつものパスワークの調子がいまひとつですし、連戦で疲れてたのでしょうか、やや運動量が足りなかったようにも見えました。山崎君と米倉君はがんばっていましたが。この二人のプレーが決勝で見られないのは残念でたまりません。山崎君の強引なドリブルからのシュート、米倉君のフェイントを織り交ぜたイマジネーション溢れるパスとドリブル・・・次はJリーグで見られるでしょうか。
作陽と神村は、力の差はあまりなかったと思います。ただ作陽に運が見方したのか・・・しかし、作陽は守備と攻撃のバランスのとれた非常にいいチームだと思います。さて決勝が楽しみです。国立は満員になるでしょうか?
作陽VS静岡学園の試合は、点の取り合いで、スリリングな好ゲームでした。やはり順々決勝ともなると、どのチームもレベルの高いですね。この両チームも守備、攻撃ともによく鍛えられているいいチームです。
ただ、静学は、昔からそうなのですが、ボール扱いがうまいだけに、ボールの持ちすぎが目立ちます。パスで崩すという発想が乏しいのでしょうか、個人技でなんとかしようという意識が強いようです。
ドリブルは確かに強力な攻撃の武器なのですが、どこで、どのタイミングでドリブルするかという判断が非常に重要です。間違った場所、タイミングでドリブルするとチームの足を引っ張ってしまう。いわば、諸刃の刃です。どうも静学はチーム全体でその判断がずれている感じです。
確かに随所で高い技術を見せましたが、高い技術も、それを使う判断力が乏しければ宝の持ち腐れです。かつて個人の技術が低かった日本の高校サッカーにブラジル流の個人技を導入するなど、高校サッカーに一定の貢献をした静学サッカーが今では戦術的に時代遅れではないかと疑問を感じます。
高校サッカーは、かってと異なり、Jリーグの影響を受けて明らかに全体のレベルが上がってます。特にどのチームもディフェンスは組織的で堅い。これを個人技だけで崩すのは厳しいと思います。今では野洲や八千代など、パスワークと個人技をうまく組み合わせたチームが出てきています。個人技だけでは厳しいのではないでしょうか。
さて、試合は、静学がボールを保持して、やや押しているかに見えますが、作陽がしつこいマークを基本にした忠実な守備で対抗します。中盤の激しいプレッシャーから奪ったボールを素早くゴールまで持っていく典型的な現代サッカーです。感心しました。完成度が高いです。裏をスペースを突くのがうまい。
先制点は、やはりその作陽が素早い攻めから小室の素晴らしいゴールで、奪います。このあと、両者が点の取り合いになりましたが、試合内容では明らかに作陽が上回っていました。静学は攻撃がボールの持ちすぎで明らかに遅い。
それでも、試合結果は3-2で、静学は2点を取ったのですから大したものだとも言えます。まあ、1点は作陽GKのミスからでしたが。
さて、八千代VS丸岡の試合ですが、序盤は丸岡の攻撃が非常にうまく回ります。八千代は昨日の試合では、DFラインを上げて中盤のスペースを狭くして野洲の攻撃を封じることに成功しましたが、丸岡はその八千代の守備を逆手にとる攻撃が的中します。つまりDFラインをあげた八千代の裏のスペースを突くことに成功したのです。
タイミングのいいFWの飛び出しと、そこへ絶妙のスルーパスがドンピシャで送られ、何度も決定的チャンスを作り出します。丸岡としてはこのころに先取点を取りたかったでしょう。丸岡の攻撃は、昨日の野洲にこうすればいいんだよ、と教えるがごとく八千代DFラインを切り裂きます。
しかし八千代も負けていません。地力に勝る八千代は、素早いパスワークと、ここだというタイミングで山崎、米倉の個人技でチャンスを掴みます。このあたりの攻め合いは非常に見ごたえがあり、両チームとも相手ゴールまで素早くボールを持って行く様は高校サッカーの準々決勝にふさわしい高レベルでした。
しかし、八千代は前半中ごろから丸岡の攻撃に慣れてしまいました。若干、DFラインを引き気味にすることで丸岡の攻撃を抑えるようになりました。こうなると地力で勝る八千代が優位です。そしてFW山崎の、個人技を見せ付けるような先制ゴールが決まりました。
八千代は、その後、連戦の疲れでしょうか、やや足がとまる時間が多くなりましたが、さらに後半、米倉のフリーキックから1点を追加して、試合を決定しました。2点を取ったのは山崎でしたが、米倉の個人技も光っていました。八千代は、苦しい時でも、米倉と山崎という高校レベルを超えた個人技に優れた選手がいるのが強みですね。
試合後、丸岡のイレブンは笑顔でした。いままで無得点のPK戦で勝ちあがってきただけに1点取れたのが嬉しかったのでしょうか。こういう負け方も爽やかでていいですね。負けて泣くのだけが、高校サッカーじゃないと思います。
さて、明日の準決勝ですが、この試合日程はなんとかならないのでしょうか。せめて最低でも1日おきにするぐらいはしてほしいものです。試合の組み合わせは、八千代VS盛岡商と、作陽VS神村学園です。盛岡商と神村の試合は見てないのでなんとも言えないのですが、盛岡商は八千代のサッカーについていけるでしょうか?。作陽と神村の試合はそれに比べると互角の戦いに近いような気がします。楽しみですね。
市原臨海競技場で生で試合を見てきました。おもしろい試合でしたが、同時に残念で複雑な思いのする試合でした。
技術的には野洲の方がやや(ずっと?)上で、攻撃力は双方とも一級品、守備は八千代が明らかに上、という印象でした。総合力は両校とも高校サッカーの頂点に君臨する、まさしく大一番という感じの試合でした。ひょっとしたら、事実上の決勝戦だったのかもしれません。
試合は、八千代の激しい(特に中盤の)プレッシャーに野洲が押されて、その技術をほとんど出せないで終わってしまったという印象です。野洲もきちんと守備をする現代的ないいチームなのですが、現代サッカーの主戦場である中盤での守備で完全に負けてしまったのでは、・・・勝機は難しいですよね。
体格は明らかに八千代の方が上回っており、1対1で八千代がほとんど勝っていました。八千代の守備は非常によく鍛えられており、中盤の守備もいいのですが、4バックも、本当にきれいに組織されている。監督の砂金さんは凄い手腕でしょうね。
野洲は、中盤の守備で潰されてしまったのが直接の敗因でしょうか。中盤でのパス、ドリブルをほとんど封じられてしまった・・・でも、それなら他にやり方はなかったでしょうか?もっと裏のスペースやサイドのスペースを使えなかったでしょうか?特に裏へ飛び出す動きがもっとあっても良かったと思います。八千代はDFラインを上げていたので、裏のスペースはありました。このあたり残念です。
野洲の10番、乾君は、その八千代の激しい守備に潰された形でした。でも、乾君も駄目でした。走らないんですよ。あれでは、八千代の守備の格好の目標ですよ。
乾君は、足を止めて仲間からボールが来るのを待っている。自分からスペースに飛び出す動き(特にサイドやDFの裏への動き)が圧倒的に不足していました。あれでは相手DFから見ると、潰すのは簡単です。
乾君は途中から半分、ふて腐れてるようにも見えました。駄目ですね。精神的にまだまだです。試合終了間際のゴボウ抜きドリブルからの得点など、能力的には非常に高いものの、あれではね・・・乾君は天狗になっているのでしょうか?僕はそれを恐れます。
さて、乾君に対して、八千代の同じく10番の米倉君は素晴らしい。この選手はJEF千葉へ行くそうですが、間違いなくJリーグで通用します。潜在力では乾以上ではないでしょうか。
パス、ドリブル、シュート、意外性のある動き、と攻撃力でもはやJのレベル。スピード、持久力、高さ、パワーと身体能力に優れ、さらにきちんと守備もこなす・・・これほどの完成度を持っている選手はめったにない。
しかもさらに伸びしろがある・・・ため息の出そうないい選手で、JEF千葉は凄い選手を獲得しましたね・・・ラッキー(笑い)。いや、米倉君がJEF千葉のオシムJr.の指導を受けられてラッキーなのかも。U-19代表にそのうち選ばれると思います。
心配なのは乾君です。日本のサッカー界では、乾君のような天才肌の選手はいままで何人もいましたが、多くが才能を開花することなく終わっています。小倉、石塚、前園、礒貝、古くは読売の菊原などなど。そして彼らは例外なく一種の病気にかかっていたのです。
僕はその病気を磯貝病と名づけました。まあ、小倉病でも前園病でも何でもいいのですが。病状は・・・完全に天狗になっているのです。彼らは走りません。パスをスペースで受ける動きをしない・・・足元でボールを受け、パスをして終わり、それだけ。デッドマール・クラマーさんの言う「パス・アンド・ゴー」ではなく、「パス・アンド・エンド」です。
それ以上のことは、パスの受手がしろよ、俺は主役なんだから、余計な動きはしないよ、守備なんてもっての外だ・・・こんな感じ。サッカー選手にとってもっとも重要な「走る」という動きをやめてしまった以上、彼らの活躍が終わってしまったのも当たり前です。兵隊は歩けなくなったら終わりと言いますが、サッカー選手も走れなくなったら終わりなのです。
こうして天才肌の選手たちは終わっていったのです。乾君がこの轍を踏まなければいいのですが・・・
いや~、優勝はG大阪かと踏んでたんだけど、やっぱり浦和しぶとかった。大したものです。多分、ガンバ、特に西野監督もこれを恐れていたと思うんだけど、やられましたね。
圧倒的にボール・ポゼッションで上回っていながら、守備を固めて引いて戦う相手に点を取れず、カウンターの一発に沈む・・・そういう典型的な試合でした。
あれだけチャンスを作っていながらガンバは一本もゴールを決められなかったんですから・・・FWの差で試合が決まったと言ってもいいいでしょうね。
かといって、播戸やマグノ・アウベスより永井や岡野の方がいいFWというわけでもないわけです。明らかに播戸やマグノの方が優れたFWなんです。
でも、二人とも、DFラインの裏のスペースで生きるタイプなんで、浦和が引いちゃって裏のスペースを消しちゃったから、なかなか良さを引き出せない。
それでも、二人は何度も決定的なチャンスでシュートを打ってましたがね。特に播戸は凄かった。獅子奮迅といった活躍でした。ただシュートが決まらなかった。
引かれちゃって裏のスペースがなくてFWが点を取れない場合、対策としては、①サイドからクロスを放り込む、②中盤からミドルシュートをぶち込む、③セットプレー、④ドリブラーが切り込む、⑤FWとMFがポジションチェンジ、などがあるわけです。
が、①と③では、FWにストロング・ヘッダーがいないのが響きましたね。ガンバはストロング・ヘッダーと言えるのは山口とシジクレイくらいですから・・・。遠藤という最高のキッカーがいるのに惜しいですね。
④では、家長がそれなりにその役割をこなしてはいましたが、警戒されたのでしょう、前半から抑えられていました。⑤では、二川と播戸、マグノがやっていて、かなり有効だったんですが、点を取るにいたらなかった。②もそれなりにやってはいたんですが、得点に至らず、でした。
まあ、いろいろと敗因はありますが、やっぱり高さのある選手が欠けていたのが一番堪えたと思います。まあ、それもあって、来季は長身190cmの甲府のバレーを取ることにしたんでしょう。
結局、ガンバはレッズの守備の堅さ、執念、ブッフバルト監督の戦術に負けたというところでしょう。
G大阪と札幌では、力の差ははっきりしてたんだけど、思ったほど一方的なゲームでもなかった。札幌がある程度引いてカウンターを仕掛けていたから、攻撃が効果的でしたね。
逆に、ガンバはマグノアウベスの良さが出ないで苦しんだ。マグノアウベスはDFラインの裏へ飛び出す動きが素晴らしいんだけど、札幌が引いてるので裏のスペースが無いから、そういう動きが出来なかったね。
とはいえ、やっぱり試合をリードしたのはガンバ。ガンバは本当にボール回しがうまい選手がそろってる。FWからMF,DFまで、マグノアウベス、二川、遠藤、明神、山口、家長、宮本、・・・とね。しかも、みんなよく走るし、守備意識も高い。
このあたり、監督の西野さんの好みというか、戦術が反映されてるんでしょうな。うまい選手というのはえてして走らないし、守備もおろそかだったりするんだけど(昔ガンバに礒貝っていうその典型みたいな選手がいたけど)、二川、遠藤を代表として、うまいし走るし守備もがんばるという3拍子の選手が揃ってる。ガンバも変わったなあ・・・。
ただし、高さが無いね。GK以外で180cm以上の選手がいない!んだもん。特に前線に。だから相手が守備を固めていてるときに前線にクロスを放り込んでなんとかするってのができない。
まあ、今日の試合を見ても、それがなくても、狭いところをショートパスの連続でチャンスを作っちゃうからね。ただ、やっぱり、ワシントンの高さがあるレッズとの違いが優勝を逃したのかもね。それでガンバは甲府のバレーを取ることにしたと思うんだけど、この補強は効きますよ。
来年もJリーグは、浦和とG大阪が優勝争いの中心でしょうな。他のチームと戦力がはっきり違うもの。そのかわり甲府は來シーズン、降格争いに加わるのは間違いないかな。
ま、それはともかく、試合のほうは、圧倒的にボールを廻すガンバが、加治の先制点で決めたようなものでしたね。カウンターの速攻で長い距離を走って、FWを追い越してラッキーもあったけれどシュートを決めた。
こういう動きで点が入るという教科書どうりの攻めなんだけど、なかなかできないもんですが、きっちりやってのけるね、加治は。やっぱり大した選手ですよ。
その後、試合は、両チームが1点づつ加えたけど、この先制点で決まったようなもんでしたね。
浦和VS鹿島の戦いは、小野とポンテ、特に小野が決めたようなものでしたな。1得点と2点目にも絡んだ。小野がチームリーダーとして、攻撃の中心として機能してる。ポンテとのコンビもいい。
鹿島には、小野のような存在がいない。それに近いのが、柳沢と本山、あるいは野沢なんだけど、役不足かな。やっぱり昔のジーコ、ビスマルクぐらいの選手を連れてこないとね。中盤の構成力で落ちるね、明らかに。
セットプレーで野沢のキックから、岩政が一点決めたけど、それで終わった。田代という非常にヘッドが強い選手がいるんだから、もっと単純に放り込んでもよかったかもね。
それにしても、昔の鹿島はもっと守備が堅かったんだけどな~。あれじゃあ来年も優勝は難しいかな。攻撃も、もっと走らないとね。
天皇杯決勝は、絶好調の浦和の小野に対して、リーグ優勝を逃して、悔しさ満点のG大阪の対決、という構図だね。
現在のチーム力では、主力がはずれている浦和は明らかにG大阪に劣るから、G大阪優位です。でも、小野が絶好調だから、戦い方しだいではわからないかな。今日のように、きっちり守備を固めてカウンターという形が決まれば、浦和の勝機もあり、ですよ。
磐田の元日本代表DF服部がJ2東京Vに完全移籍することになった。東京Vのラモス監督に誘われたという。ラモスはハートの熱い選手が好きだからな~(笑い
服部は、自分も好きな選手の一人で、本当にがんばる選手だった。アトランタ・オリンピック、フランスW杯、日韓W杯、と代表にも本当に貢献してくれた。新天地でもぜひ活躍して欲しいものだ。
で、服部が東京Vへ移籍する理由が、「・・・ラモスさんから“昔のヴェルディやジュビロのようなポゼッション(ボールを支配する)サッカーをやろう”と言われたことが魅力的だった。・・・」だと言う。
う~ん・・・ここまで読んでうなってしまった。ポゼッション・サッカーですか・・・。ラモスの言うポゼッション・サッカーてのは、いわゆるプレッシング・サッカーじゃあないだろうな。
ポゼッション・サッカーてのは、基本的にはポゼッセション(ボールの保持)を優先するサッカーだ。具体的にはブラジル代表のサッカーとか、昔の東京ベルディを思い起こしてもらいたい。あるいは、ジーコ・ジャパンもそれに近いだろう。
具体的には、相手チームにボールを渡さずに、自チームがボールを保持する時間をできるだけ長くする。相手にボールを渡さなければ、点を奪われることはないし、こちらは常に攻撃できる。こういうコンセプトなんだね。
だから、相手にボールを渡すようなリスクを取る攻撃はしない。必然的に遅攻(ゆったりした攻撃)になる。パスもスペースに出すよりも足元につなげるショートパスが多くなる。パスを回して回して、相手のディフェンスが崩れたら、そこを一気に素早く突く。こんなイメージ。
だけど、読んでみてわかると思うけど、これ、難しいでしょう?だって、まずサッカー3大攻撃パターンの1つ、速攻をしないんだから。速攻は現代サッカーの有効な攻撃なのに、これができないのは厳しいよね。
それに、足元につなぐショートパスが多くなると、守る側から見るとやりやすい。読みやすいんだから。それに、一気に状況を変えるロングパスがないから、なかなか相手ディフェンスの組織を崩すこともできない。
つまり攻撃的なようで、思うより点を取り難い。その代わり、確かに相手にボールを渡さなければ攻められることもあまりない。考えて見ると意外と守備的とも言える戦術なんだよ。
だけど、これでは点がなかなか取れないよね。それでもブラジル代表が点を取れるのは、もともと個人の能力がずば抜けているから。つまり、ずば抜けた選手を集めないと機能しない戦術なんだ。
だって、遅攻のショートパスの連続から相手ディフェンスを崩すなんて、至難の業だもの。遅攻だから敵のディフェンスは組織を整えているし、敵ディフェンダーから見ればショートパスは、読みやすいから守りやすい。よっぽどうまい選手を集めないと、すぐボールを奪われて終わり!だよ。
以前の東京Vもカズ、ラモス、ビスマルク、北澤、その他もろもろなどずば抜けた選手が集まっていたからこそこうした戦術が機能した。だけど、ジーコ・ジャパンがこれと似た戦術を取って、ドイツW杯で惨敗したのは、早く言えばそういう能力がなかったから
ラモスは、ブラジル風のサッカーをやりたいいんだろう。ラモスは好きだから、がんばってもらいたいんだけど、どうなんだろうな~、難しいんじゃないかな・・・(続く)


by copeten
高校選手権の疑問・・・なぜ外…